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「本格的にスポーツに打ち込んだ経験があって、心身とも頑健そうなのになんであの人は腰痛持ちなのかな?」

 

こんな疑問をお持ちになったことはありませんか?

 

みなさん、スポーツ=健康というイメージってありますよね。

でも必ずしもそういうわけではないんです。

スポーツもあるレベルを越えたら、肉体的な負担という意味で裏目に出てしまう事もあるのです。

 

今回は、野球の話を中心に日本と欧米のスポーツ教育における考え方の違いから、意外と多いスポーツ障害による慢性症状について話をしていこうかと思います。

 

阪神甲子園球場

日本におけるスポーツ部活動の実態

 

 

いまだ記憶に新しい、全国高校野球選手権、いわゆる「夏の甲子園」。

ある高校生の怪我を押しての強行出場が世間で議論の的となっていたのをご存知でしょうか。

左手首骨折も…前橋育英・飯島 鉄人弾「右手で押し込んだ」
痛みをこらえ、こん身の力でフルスイングした。11―5とリードして迎えた7回無死。左手首尺骨骨折を押して強行出場した前橋育英(群馬)の4番・飯島主将は、右手一本で左中間へ高校通算17本目となるソロアーチを架けた。

「痛がる場面じゃない。左手が使えないので、何とか右手で押し込んだ」。初回と3回にも適時打を放って3安打3打点。途中出場が多かった群馬大会では打率・300も打点なし。「迷惑をかけてばかりだったが、貢献できてうれしい」と安どした。

スポニチアネックスより引用  http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/08/10/kiji/20170810s00001002006000c.html

前橋育英高校の4番、飯島大夢(ひろむ)選手が、左手首の骨折が完治していないにもかかわらず強行出場を続け、高校野球ファンの関心を集めました。

これがメディアによっては美談として捉えたり、虐待として捉えたり様々。

おおかたの論評としては、「チームに対する責任感の強さ」として、概ね肯定的に捉える向きが多いようでした。

しかし、これこそが日本の学校教育の一環としての部活動の現状を端的に表しているケースそのものかと思います。

 

勝利至上主義によって潰されていく才能。

アメリカでは、まず考えられないですね。

即刻、プレイを中止するべきだったと自分は考えます。

 

日米の学校スポーツに対する考え方の相違

複数競技からドラフト指名を受けるアメリカの学生選手

 

こんな話を聞いたことはありませんか?

 

「才能あふれる学生スポーツ界のスター選手が野球とアメフトの両方からドラフト1位指名を受けた…」

 

アメリカなんかでは、よくある話。

かの有名なバスケットボール界のレジェンドである、マイケル・ジョーダン氏もバスケと野球の両方でドラフト指名を受けました。

ジョーダン氏がその後、バスケ界のスーパースターにまで上り詰めたことはあまりにも有名。

アメフト、野球、アイスホッケー、バスケ。

アメリカ4大スポーツ間をまたいでのドラフト指名は、実はザラなんです。

 

なぜ、アメリカでは複数スポーツをさせることが一般的なのか?

欧米の野球少年のピッチング

ところで何故、アメリカの学生スポーツ選手は、複数スポーツからのドラフト指名を受けるのでしょうか?

それは、アメリカでは未成年アスリートをスポーツ障害」から守るため、通年で同じスポーツをさせない方針からなのです。

まだ成長途上にある未発達の身体に通年で繰り返し同じ物理的負担を掛け続ければ、故障を誘発してしまうのは自明。

だから通常、アメリカの学生たちは、夏季と冬季で違うスポーツに取り組むわけなのです。

目先の勝利というよりも、選手の「伸びしろ」や「可能性」を広げてあげるのが優先させるのがアメリカの方針。

日本の現状は…

マウンドの置かれたボール

アメリカと比べると、日本の高校野球界は完全に「勝利至上主義」一辺倒といったところでしょうか。

そうなると当然、通年で同じスポーツをひたすら研鑽する日々を送る事に。

おのずと日本では年齢的に早い段階で、故障のために引退を余儀なくされるケースが多くなってしまうわけなのです。

その「勝利至上主義」の象徴的存在が、「春夏の甲子園」ということなのでしょうね。

 

もちろん、勝利至上主義を否定するつもりはありません。

ただ将来のある選手たちをもう少し守ってあげることは出来ないものかと。

 

勝利至上主義による弊害

ヘッドスライディングによって起こる腰痛、スポーツ障害

儀式としてのヘッドスライディング

あまり一般論で語るのもどうかと思うのですが、アメリカの学生スポーツ界にくらべると、日本のスポーツ界は精神論にどっぷり浸かっているようにも感じますね。

例えば日本の高校野球を象徴するプレーのひとつに「ヘッドスライディング」があります。

甲子園では、「最後のバッター」がヘッドスライディングを敢行してアウトになるのは、もはや恒例の儀式になっています。

 

出来うる限りの全力プレーの象徴としての「ヘッドスライディング」。

 

僕的に申し上げますと、バッターランナーが一塁ベースにヘッドスライディングするなんて、もはや狂気の沙汰。

一塁手と交錯して、手指をスパイクされてしまったら、それこそ一大事です。

それと。

そもそもがヘッドスライディングというのは、とても腰に負担がかかるプレーなんですね。

腰椎分離症(ようついぶんりしょう)や腰椎すべり症などを発症させてしまいかねません。

そんな理由でプロ野球選手でも、頑にヘッドスライディングを拒む選手もいるくらいです。

イチロー選手なんかが有名ですね。

 

士気を鼓舞するための精神的意味合いとしてのヘッドスライディング

高校野球におけるヘッドスライディングの使い方として、もうひとつ多いケースが「士気を鼓舞するため」。

反撃の狼煙(のろし)を上げるためのヘッドスライディングとでも言いましょうか。

ヘッドスライディングをすれば俄然、味方のテンションは上がろうものです。

やはりヘッドスライディングは、合理性というよりも精神的意味合いが大きいプレーのように感じます。

 

ただ、その代償は大きくついてしまうのです。

 

僕個人からの提言

 

なにも勝利至上主義も精神論もアタマから否定するつもりはありません。

上手くなるためには、ある程度勝利への追求も必要でしょうし、本番で実力通りの力を発揮するには精神的強さも必要不可欠となってきます。

しかし、身体を壊してしまっては元も子もありません。

プレー出来ない身体になってしまって良い理由など、どこにもひとつもないのです。

野球に限った話をすれば、可及的速やかに甲子園大会の日程の延長や、それにかわる代案が欲しいところ。

たとえば3回戦に勝ち残ったチームから甲子園球場を使用出来るとか。(残酷でしょうか?)

投手の球数制限なども緊急の課題です。

そして。

高校野球における一塁へのヘッドスライディングの全面禁止も提言したいですね。

 

最後にひとこと

 

なにも野球に限った話ではありません。

他の競技でも、例えば腰痛をだまし騙しで学生時代にプレーを続けた経験がある方いませんか?

サッカー、バスケ、バレーボール、それと陸上競技などでも起こりえます。

 

ひょっとしたら、「あの人」の抱えてらっしゃる慢性腰痛の原因が学生時代の部活動によるスポーツ障害に起因する、腰椎分離症すべり症にあるのかも知れません。

けっこう身近によくある話だったりするんです。

統計によると本格的にスポーツに打ち込んだことのある男性のなんと5人に1人がスポーツによる腰椎分離症をもっているというデータもあるほど。

もし何をやっても改善しない頑固な腰痛でお悩みでしたら、いちど別の角度から調べ直してみるのも良いかもしれませんね。

 

記事担当 三橋

 


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