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キャッチャーとバッター

 

野球というスポーツについてまわるのが「椎間板ヘルニア」という名前の腰の故障。

正しくは「腰椎椎間板ヘルニア」といいます。

ごくごく一般的にアスリートの方々が発症しやすい腰痛ですね。

どうしても「腰を捻る」動作を繰り返すことが腰椎の負担となることから、野球のようなスポーツにとってはいわば宿命ともいえる故障といったところでしょうか。

 

しかし、近年はこの「腰椎椎間板ヘルニア」を手術によって短期間で改善させて現場復帰するプロ野球選手が増えてきました。

先日、現役引退を表明した阪神タイガースの狩野恵輔(かのう けいすけ)選手も、過去に手術によって「腰椎椎間板ヘルニア」を克服した選手の一人です。

おそらくはPLDDというレーザー治療による術式を選択されたのではないでしょうか。

この術式のメリットは、早いとシーズン中に手術を受けても復帰出来てしまうという手軽さ。

早期復帰を希望するアスリートにとっては、まさに救世主のような術式なんですね。

 

このレーザー治療、スポーツ選手のみならず一般の方々にも浸透しつつあるようです。

果たして「腰椎椎間板ヘルニア」という疾患において、手術という選択肢は、いったいどうなのでしょうか?

詳しく説明していきましょう。

 

椎間板ヘルニアのレーザー治療

 

腰の手術

 

経皮的レーザー椎間板減圧術(PLDD)

腰痛治療において、これまでの内視鏡を使った術式にくらべると、きわめて簡略に行なえる画期的治療法がPLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)。

簡単に説明すると原因部分の「髄核」をメスによって切除するのではなく、レーザーによって焼き飛ばすというもの。

時間にして十数分のレーザー照射で手術を終えることができ、しかも傷口もきわめて小さくて済むのが最大のメリット。

多くの場合、1泊2日の入院だけで退院できるのも人気の理由。

しかも、後遺症など手術におけるリスクも少ないようです。

PLDDにおけるデメリット

しかし、デメリットもないわけではありません。

まずは、保険適用ではないので高額の治療費が掛かること。

それと、術後の成績も良好なのですが、そもそも重度の腰椎椎間板ヘルニアへの適用はないこと。

 

要するに、「比較的重篤でない」、「復帰を急ぐ理由のある」患者さんが選択する術式なんですね。

アスリートに多く支持されるワケです。

でも、プロのアスリートでない一般の方々にとって、この術式ってどうなんでしょうか?

 

レーザー治療による落とし穴

 

腰痛に苦しむ女性

 

たしかに良いこと尽くめの、夢のような術式であるPLDD法。

復帰を急がなくてはならない事情のある方には、このうえない術式です。

しかし手術によって症状が消失しても、その後時間の経過とともに症状が再発してしまうことが多いのもPLDD法の特徴。

それは、いったい何故なのか?

 

手術の成功+症状の消失=完全治癒

このように考えてしまいがちだからではないでしょうか。

 

つまりは、神経を圧迫している髄核をレーザーによって蒸散させたものの、

そもそも髄核がなぜ本来の場所から飛び出てしまったのかが何ら追求されていないのです。

 

(※本来の場所から飛び出してしまっている状態を医学の言葉で「ヘルニア状態」と呼びます。)

レーザー治療というのは、ただ「出たもの」を切除するという、「対症療法」に過ぎないワケなのです。

 

根本的解決を図るには

 

じゃあ根本的解決を図るには、どうしたら良いのか?

要は、髄核が飛び出てしまった原因を追求することです。

もっと突っ込んだ言い方をすると、椎間板に物理的に負担を掛けてしまっている原因を突き止めること。

 

ごく一般の方々は、生活習慣に起因することが多いようです。

座り方や、腰部の筋肉のバランスなど。

それ以外ですとスポーツ障害(古傷)や、日々の業務に起因するもの(重量物を運搬する仕事など)も考えられます。

そういった根本的な原因がないがしろにされたまま、外科的手術で「飛び出した部分」だけ切除しても、再発してしまうのは自明の理ということ。

こういった「本当の原因」を修正することで初めて症状を繰り返すことなく、根本的な解決が図れるワケなのです。

では、いちど飛び出てしまった髄核はどうしたら良いのか?

 

保存療法という選択肢

 

医師の問診

 

基本的に人間の身体には本能的に「異物」を排除する機能が備わっています。

つまりは、外科的手術をせずとも、時間の経過とともに「本来の場所から飛び出してしまった」髄核は消失していくのですね。

数ヶ月という時間が掛かってしまいますが、白血球のマクロファージと呼ばれる成分が飛び出た髄核を異物として認識し次第吸収していってくれるのです。

現在では、腰椎椎間板ヘルニアにおいては、よほど重篤でない限りはこの「保存療法」をとることが主流です。

経過観察ともいいますね。

専門家の指導のもと、運動療法がメインとなるはずです。

しかし、原因の部分がそのままであれば、新たに飛び出してくる髄核のせいで、おそらくは症状は平行状態をたどることでしょう。

したがって、生活習慣の見直しも大切になってきます。

 

保存療法と手術、どちらの選択肢が正解なのか?

 

こと腰痛に関しては、ただちに外科的手術が必要なケースもあります。

腰部の神経が圧迫されることで壊死を起こし始めているケースなどがそれです。

(※整形外科学会が定めたガイドラインがあり、それに当てはまる場合が手術の適用となります)

 

そういった緊急を要するケースでない限りは、原因を突き止めたうえでの保存療法が望ましいでしょう。

ただ事情によっては、一日も早い復帰を必要とされるケースは、レーザー治療も選択肢のひとつとなりましょうか。

その場合、くれぐれも症状の消失=完全治癒だと思い込まないで、しっかりと原因の完全除去を図らないと再発を繰り返してしまうようです。

プロのトップアスリートがレーザー治療を選択することが多いのは、そういった事情があることをお忘れなく。

 

記事担当 三橋

 


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