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腰痛に顔を歪める女性

 

動くのもままならないような「急性症状」の場合は、医師のもとを受診するべき。

 

急性症状のあと慢性化した場合、もしくは、動けないほどでもないようないわゆる「慢性症状」の場合は、整体カイロも試してみるべき。

 

本当に大雑把な説明なのですが、患者さんたちには、よくこんな説明をしています。

みなさんも経験上、腰痛や肩こりなどで「これ、痛み止めの湿布とか飲み薬じゃ治りっこないよな」という経験がおありかと思います。

多くの場合、「痛み止め」の効き目が無くなれば、痛みはまた戻って来てしまうもの。

それは「痛み」という、いわば表面上の症状を取り去ることが、必ずしも根本的な解決には至らないことを経験上理解されているからですよね。

 

でも、物事には例外がつきもの。

場合によっては、それこそ痛み止めの注射一本で、劇的に症状を改善に導いてしまうこともあるのです。

 

ブロック注射によって劇的改善をみる例

 

神経ブロック注射

 

飲み薬や湿布などと違い、直接「神経または近辺」に薬剤を注入して神経機能を部分的に停止させる治療法を「神経ブロック療法」といいます。

「硬膜外ブロック」や「仙骨ブロック」など術式はいくつかあり、多くの場合は、注射によって標的の神経に直接薬剤を注入します。

これらはおもに整形外科ではなく「ペインクリニック」と呼ばれる、疼痛緩和を専門に行なう診療科で行なわれます。

では、私が経験上知っている、ブロック注射が劇的改善に繋がった例をふたつ挙げていきましょう。

 

肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)

 

 

まずは、とくに辛い痛みを伴う代表的な疾患である「肋間神経痛」。

帯状疱疹」というウイルス性の疾患によって引き起こされる場合が多く、著しく体力を落とし免疫力が低下してしまったときに発症しやすいのが特徴。

病態は、いわゆる「水疱瘡(みずぼうそう)」の原因をつくる「帯状疱疹ウイルス」が肋骨に沿って伸びている「肋間神経」に炎症を引き起こすことによって生じる症状。(※続発性肋間神経痛と呼ばれます)

神経の走行に沿って(肋骨に沿って)、表皮上に水ぶくれないし発疹が出現し、激痛をもたらすこともあります。

(※原発性肋間神経痛といって、骨折などウイルスの関与がなく発症する場合もあります。)

 

問題は、「帯状疱疹」が治っても「肋間神経痛」だけが残ってしまうことが多いこと。

(発疹、水ぶくれが治まっても、神経痛だけ残ってしまう状況)

この、しつこく残ってしまった「肋間神経痛」がブロック注射によって、劇的に回復することがあるのです。

 

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)

 

多くは腰椎椎間板ヘルニア、まやは腰部脊柱管狭窄症など変形性脊椎症につづいて起こる症状。

変性した椎間板組織の一部が、付近を走る神経を圧迫ないしは刺激することによって生じます。

腰やお尻、太もも、ふくらはぎ、酷いと足の先にまで「鋭く電気が走ったような痛み」ないし「痺れ」や「強く張る感じ」が出現します。

神経の炎症をともない、重度になると著しく日常生活に支障をきたすこともあります。

 

なお、腰椎椎間板ヘルニアが原因と思われる「坐骨神経痛」もブロック注射によって直ちに寛解(症状が軽快、消失すること)してしまうことがあります。

1ヶ月以上にわたって痛みで歩くこともままならなかった方が、注射一本で翌日から普通の生活を取り戻されたなんていうケースも。

 

なぜ痛みを取り去ることが根本的解決に繋がったのか?

 

では、ここで何故「痛み止め」の注射を打っただけで、慢性化してしまった症状が劇的に改善してしまったのかを考えていきましょう。

カギは、しばしば「痛み」が引き起こしてしまう「悪循環」にあります。

 

痛みが引き起こす悪循環

 

基本的に動物は、ケガを負うと患部付近の筋肉が強く収縮するよう本能が備わっています。

それは患部から無駄に出血することを避けるためと、損傷してしまった箇所を動かさないよう固定するため。

つまり、動物というのは本能的に「痛み」を感じると、止血するために筋肉を収縮させ血管を潰し、さらには固めた筋肉をもって天然のギプスにする訳なのですね。

いわば命を守るための防御システム。

しかし急性期はそれで良いのですが、その状態があまりに長く続いてしまうと今度は硬直した筋肉が血行不良を引き起こし、また別の症状を誘因してしまうことがあるのです。

急性症状がしばしば慢性症状へと変わってしまうのは、このためです。

 

悪循環を断ち切ることも重要

 

「肋間神経痛」や「坐骨神経痛」といった強烈な痛みは、時として患部付近の筋肉を過度に硬直させ、さまざまな炎症物質を血管内に滞留させてしまいます。

さらには、血流が乏しくなることで損傷箇所の修復もままならなくなってしまいます。

こういった頑固な悪循環に陥ってしまった場合「痛みの悪循環を断ち切る」という意味で、疼痛のコントロールも有効となり得るのです。

 

それぞれのケースにおいては

 

おそらくは、「肋間神経痛」においては患部付近の血管内に滞留して神経を刺激し続けていた炎症物質が、ブロック注射によって血流を再開出来たことによって血管内から流れ出ることが出来たからでしょう。

そして「坐骨神経痛」においてはブロック注射で患部付近の血管内の炎症物質が激減したことによって、患部の椎間板にとってストレスとなっていた「筋肉の強い収縮」が解除されたことによるものでしょう。

腰部の筋肉の強い収縮が患部の椎間板をさらに圧迫する結果となっていたはずだからです。

 

痛み止めは使い分けが重要

 

 

一般的な慢性症状においては、「痛み止め」が必ずしも根本的な解決に繋がらないことは周知のとおり。

それは、「痛みを取り去ること」が必ずしも「痛みをつくっている原因」の解決に繋がるわけではないからです。

 

いっぽう急性期においては、「不要な痛み」によって余計な二次的症状をつくらないためにも「痛み止め」を処方することは有効。

時として、「痛み」が慢性化という悪循環のループをつくってしまうことがあるからです。

 

やはり一般的には、「痛み止め」は急性期のみの使用に留めるのが理想的かと。

しかし、なかには慢性化してしまった症状に対して、「痛み止め」が根本的解決に向けて劇的な効果をもたらすこともあるのも事実。

 

いわば悪循環のループから抜け出すのに、神経ブロック注射がとても有効となり得るケースがあるわけなのですね。

身体が暴走状態に入ってしまったケースにおいては、「痛み止め」が症状の根本的解決に貢献する場合があるということなのです。

薬も使い方次第ということなのです。

 

記事担当 三橋

 

 

 


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