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ギックリ腰に顔を歪める女性

 

みなさん、「ギックリ腰」をやってしまったことありますか?

本当に、痛くて痛くて動けなくなてしまうレベルのやつですよ。

 

医学的には、「急性腰痛」といいます。

その原因はさまざまで多岐にわたるのですが、近頃はなんでもかんでも「ストレス」やら「心因性」やらに答えを求めてしまうことが多いこと。

ですが、当院では、その多くのケースにおいて極めて軽度の「腰椎椎間板ヘルニア」ではないかと考えています。

もしくは、「腰椎椎間板ヘルニア」の前駆症状かと。

 

この「ギックリ腰」という症状。

初めて経験された方は、だいたい酷く落ち込むことが多いようです。

だって本当に動けないんですもの(笑)。

 

なかには将来を悲観してしまう方も。

初経験だと、どうしても「このまま一生治らないのではないか?」と考えてしまうからなのでは。

でも、一度の「ギックリ腰」くらいで全然悩むことなんかないのです。

やる度に「腰椎(背骨の腰の部分)」の組織の劣化は進んでしまいますけどね。

じゃあ、どこまでギックリやっても大丈夫なのか?

その劣化の進行度を3段階に分けて説明していきましょうか!

 

椎間板の変性による腰痛とは

 

腰椎と椎間板

おそらく一番ポピュラーなのが、椎間板の変性によるギックリ腰。

まさしく、「何かの拍子に」発症してしまうケースが多いですね。

「重いものを持った」とか「前屈みになった」などという物理的負担によって、腰椎を支える特定の椎間板に破綻が生じてしまったということ。

ただ、それはヘルニアのように組織の決壊にまではまだ到達していない状態。

しかし、椎間板に多少のキズが入ってしまったのは紛れも無い事実。

残念ながら捻挫と同じく、一度キズが入ってしまった椎間板は、もう完全な状態には戻りません

キズを作ってしまった箇所というのは、どうしても再び物理的負担が入りやすくなってしまうのです。

 

椎間板の退行変性(第1段階)

 

基本的に急性腰痛(ギックリ腰)というのは、時間の経過とともに症状は消失してしまうものです。

しかし、痛みが消えても一回キズを作ってしまった組織というのは、他の無傷の組織にくらべて余計に物理的負担がかかってしまうものなのです。

この脆弱な部分を周囲の筋肉が多少固くなることによって、物理的不安定さから守ってもいます

まあ天然のコルセットということでしょうか。

ただ急性期はこれで良いのですが、このまま筋肉が固いままで椎間板の周囲が不動の状態が続いてしまうと、「慢性化」の入口となってしまいます。

こうなると部分的に極端に新陳代謝が落ちてしまいます。

新陳代謝とは…この場合、古い細胞が新しい細胞と入れ替わること)

どうしても日常生活において、古傷のある箇所はどんどん組織の劣化、つまりは老化が進んでしまうものです。

具体的には、椎間板はみずみずしさが失われ、潰れてひしゃげてゆきます。

これを椎間板組織の「退行変性」といいます。

おそらくは、レントゲンを撮ると該当箇所の椎間板だけ潰れたかたち(骨と骨の間が狭く映る)で映ることでしょう。

これが腰椎椎間板の退行変性(老化)の「第1段階」となります。

もちろん、この段階ではぜんぜん悲観することはないですよ。

ちょっと、人より部分的に歳をとってしまったというレベル。

 

その次には、腰椎椎間板ヘルニアが待っている(第2段階)

 

さらに生活習慣を改めることなく再発を繰り返していると、確実に退行変性は進んでいきます

次に待っているのは、「坐骨神経痛」といった神経痛をともなう強烈な腰痛。

そう、「腰椎椎間板ヘルニア」です。

こうなってしまうと、決壊してしまった椎間板から飛び出した中身が、脊髄から伸びている神経を障害してしまうのです。

ヘルニアとは…医学でいう「ヘルニア」とは本来収まっているべき場所から飛び出してしまっている状態のことを指します)

こうなると一気に椎間板の中身(髄核という組織)は減ってしまい、椎間板もかなり潰れてしまっていることでしょう。

これを腰椎椎間板の退行変性(老化)の「第2段階」となります。

ここに到達してしまったら、ちょっとばかし危機感を持たないといけないレベル。

でも、まだまだ挽回可能な段階なので悲観することはないですから。

 

退行変性で許される段階は

 

しかし、ここまでの退行変性(第二段階まで)だったら大丈夫なのです。

椎間板から飛び出てしまった組織は、よほど重症でないかぎりは身体の白血球が吸収してくれます

椎間板ヘルニアが一般的に保存療法で寛解する理由です)

固くなってしまった筋肉は、ストレッチするなり、運動するなり、整体カイロに行くなりある程度回復できようもの。

 

ただ、潰れてしまった椎間板のせいで、該当箇所の関節の動きは、著しく制限がかかってしまいますが、これはしょうがない。

また、一部の神経には多少の後遺症が残ってしまうこともありますが、これもしょうがない。

普通に社会生活を送るうえで、著しくQOLを落とすことはそうないはずです。

 

しかし、ここで懲りずにさらに悪い習慣を続けてしまうと危険なのです。

 

もはや許されない段階の退行変性とは(第3段階)

 

椎間板が潰れきったあと、次に待ち受けているのは、骨の変形なのです。

椎間板の潰れて薄くなってしまったことによって、動作において上下の骨(椎骨)の接触が始まってしまうのです。

すると物理的接触を繰り返した骨(椎骨)の変形がいよいよ始まるのですね。

変形性脊椎症」や「腰部脊柱管狭窄症」といった疾患がこれに当てはまります。

ここまで来ると腰椎椎間板の退行変性(老化)は、もはや最終形である「第3段階」に入ったと言わざるを得ないでしょう。

 

しかし、多くの場合、この時点ですでに年齢的には60代以降に突入していることでしょう。

すると、人間というのはうまく出来ているもので、痛覚もだいぶ鈍ってきているものです。

症状ほどの苦痛を感じないことも多いようです。

それと、退行変性を生じてしまった関節というものは、もはや以前のように「大きな動き」が出来なくなっているもの。

それは、ちょうど劣化してしまった組織に無理をさせない範囲内でしか身体が動けなくなるのです。

これが一般的に高齢の方の動きに「滑らかさ」がなくなってしまう理由なのです。

人体というのは絶妙なバランスで出来ているのですね。

 

…しかし、もし最終段階があまりに早い時期に訪れてしまうと困ったことになるのです。

 

最終段階があまりに早く訪れてしまうと

 

スポーツ障害などであまりに早い段階で「椎間板ヘルニア」や「腰椎分離症」などを患ったことのある方は要注意。

でも、運動経験によって培った筋肉量が患部を守ってくれるという側面もあります。

 

しかし良くないのがスポーツ経験がほとんどなく、社会人となっても極端な運度不足や姿勢不良などによって、人より早めに「第3段階」に突入してしまったケース。

年齢的に若く(50歳代くらい)、痛覚がまだ元気なうちに「骨の変形」にまで到達してしまうと最悪です。

だって、骨の変形はどうしようもないですからね。

あまりに酷い症状の場合は、手術の適応もあるのですが、これがなかなか難しい。

かえって手術によって痛みが悪化したなんて話もよく聞きます。

 

ギックリ腰から学ぶべきこと

 

ギックリ腰を患ったことのある方なら、お分かりかと思います。

「あのとき」って、「丸く座ったり」、「中腰をとったり」、姿勢を悪くしようとすると何だかさらに痛みが酷くなりましたよね。

それは、腰にとって物理的に負担を掛ける姿勢をとろうものなら、身体が「痛み」をもって教えてくれてたのですね。

だから「あのとき」だけは、みなさん姿勢が良くなるわけ(笑)。

だけど、たいがい腰痛が消えてしまうと元の「良くない姿勢」に戻ってしまうのが人間の性(さが)なんですね。

そうやって、ついつい退行変性を前に押し進めてしまうのです。

 

でも。

それじゃ、痛み損ではないでしょうか?

 

僕は、23歳の時点で早くも「第二段階」にまでコマを進めてしまった男です。

でも、モノは考えようです。

ちょっとばかしキツイ形でしたが、早い段階で自分の身体について真剣に考えさせてくれるキッカケを頂いたと思うのです

そう今でも信じています。

いや、相当痛かったから、そう信じたいです。

きっと、あの腰痛を経験していなかったら、今頃、もっと大変なものを抱えてしまっていたに違いないと。

 

「第二段階」まででしたら、充分に挽回できるチャンスは残されているはずです。

変に恐れることもないのですが、やはりそこは真摯に向き合うべきかと。

 

ギックリ腰をやってしまった皆さんに勇気と希望をこのブログからお届けします。

 

記事担当 三橋

 


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