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素敵なマタニティライフ

 

妊娠中期から後期にかけて出現することの多い「お尻の痛み」。

広くいえば腰痛。

でも、それは明らかに「お尻の痛み」だったりします。

 

妊娠して、初めてお尻の痛み(臀部痛)を経験される方も多いのでは?

痛みの出現パターンもさまざま。

いわゆる「坐骨神経痛」をともなってしまい、お尻からそれこそ脚全体にわたる症状に苦しまれる方も。

恥骨尾てい骨の痛みとして出現したり、なかには歩行困難に陥ってしまうケースも。

 

いったい、なぜ妊娠するとこのような症状に遭遇してしまうのでしょうか?

それには、まずお尻の筋肉の働きについての理解から必要です。

 

お尻の筋肉(臀筋)の役割は

 

 

臀筋イラスト

 

お尻の筋肉のことを医学の言葉で、臀筋(でんきん)と呼びます。

臀筋は、大きく分けると、

大臀筋(だいでんきん)、中臀筋(ちゅうでんきん)、小臀筋(しょうでんきん)、深層外旋六筋(しんそうがいせんろっきん)

という4つのパーツに分類することが出来ます。

 

アウターマッスルである大臀筋が、ちょうどインナーマッスルである他の3つの筋肉を大きく包み込むような構造になっています。

中臀筋もアウターマッスルとする解釈もなかにはあるようです)

ですので、お尻の形そのものは大臀筋によって形作られているといっても過言ではないでしょう。

 

また、それぞれの筋肉には決まった役割分担があります。

大雑把に言うと、「上半身を直立させる」「歩行時の推進力」といった作業を担うのが大臀筋の役割。

上半身が倒れることなく、安定してまっすぐでいられるのは、この大臀筋のおかげなのです。

そして、おもに歩行時の安定に関わっている筋肉である、中臀筋、小臀筋、深層外旋六筋の3つの筋肉。

 

例えば、当たり前のことですが、歩行時って片足ずつを交互に上げる動作をしますよね。

このとき上半身がブレることなく「骨盤を常に水平を保つこと」と「前に出した足がきちんと真っ直ぐ進行方向を向くこと」を両立させ、スムーズな二足歩行を可能とさせているのが中臀筋、小臀筋、深層外旋六筋なのです。

人間がサルなんかとは違ってスマートに二足歩行出来るのは、こういった「大臀筋などによる歩行動作を安定させるため」に協調して働いているのが中臀筋、小臀筋、深層外旋六筋といった臀部のインナーマッスルの存在があるからこそなのです。

臀筋というのは、身体における、いわば「縁の下の力持ち」の存在なのです。

 

妊娠すると臀筋の負担が高まってしまう理由

 

ここで、妊婦さんの話に戻りましょう。

妊娠すると身体に起こる大きな変化があります

それは、おもに2つ。

 

まずは、「ホルモンバランスの変化」です。

妊娠すると、出産にそなえて「リラキシン」というホルモンの分泌が始まります。

リラキシンによってグラグラになってしまう骨盤を靭帯に代わって筋肉が支えなくてはならなくなるのも臀筋に負担が高まる原因となります。

 

次にお腹の成長とともに生じる「姿勢変化」です。

一般に、妊婦さんは大きく成長したお腹を「腰を反らして」バランスをとらざるを得なくなります。

この、いわゆる「反り腰」状態になってしまうと、もう股関節まわりを支える筋肉である臀筋はカチカチになってしまうのですね。

 

妊婦さんの臀筋というのは、こういった非常に疲れやすい状態にあっても、なお日々成長してゆく大きなお腹を支えてバランスをとっていかなくてはならないのです。

さすがに壊れてしまうことがあっても不思議ではない訳ですね。

 

妊婦さんのお尻の筋肉(臀筋)の症状を抑えるには

 

それでは、妊娠中のお尻の筋肉のトラブルを避けるにはどうしたら良いのでしょうか?

ただ動かないで安静にしていれば良いという話でもありません。

かといって、動きすぎても却って身体に障ってしまうこともあります。

妊婦さんの身体というのは、妊娠週によって大きく変化していくもの。

そこは、マタニティ期それぞれに合わせた対策を講じるべきなのです。

 

それでは、それぞれのマタニティ期ごとに対策を説明していきましょう。

 

妊娠初期から中期にかけて

 

妊娠すると意外に早く始まるのが「リラキシン」の分泌。

実は、まだ悪阻(つわり)が落ち着かないような妊娠初期の段階から、人によっては分泌が始まってしまうのです。

まだお腹が目立たないのに恥骨や尾てい骨に症状を持ってしまうことがあるのは、実はこのせい。

ですので、個人差はありますが安定期に入る前の段階で早めに骨盤ベルトでサポートするのもひとつの手。

 

よろしければ、こちらのブログを参考にしてみて下さい。

マタニティケアにおける骨盤ベルトの正しい使い方の提案

 

それと、まだ動けるこの時期に先を見越して筋肉量を増やしておくというのも賢明な考え方。

急激な体重増加に気をつけるのはもちろん、筋力を確保するためにも「歩くこと」が重要となってくるのです。

 

妊娠中期から後期にかけて

 

お腹もだいぶ膨らみ、歩くだけでも息が切れてしまう時期に入ったら、もう無理は禁物。

お腹の成長具合によっては、歩き過ぎることが却って仇となってしまう場合も。

歩くという動作自体が臀筋にとっては、かなりの負担になるのです。

かといって、じっと動かないで籠ってしまうのも筋肉の血流にとっては好ましくありません。

筋肉の疲労具合と相談されながら、決して無理のない範囲で歩くことをお勧めします。

この時期にむやみやたらに1時間以上も歩き続けるのは危険です。

うまく休憩を入れながら歩くのが賢明でしょう。

それと特に負担のかかる臀筋や内転筋(内太腿の筋肉)なんかを入念にストレッチしてあげるのも良いでしょう。

 

最後にひとこと

 

妊婦さんは、お腹の成長とともに姿勢も大きく変化していかざるを得ません。

その姿勢変化によって、どうしても股関節まわりの筋肉は強いストレスが掛かってきてしまい、硬く萎縮し弱体化していってしまう訳なのです。

臨月に入ると歩き方すら変わってしまうのは、このため。

また、早い段階から分泌されるホルモンであるリラキシンも、その負担に拍車をかけるのです。

 

だから快適なマタニティライフを送るうえで、おのずと重要となってくるのは、準備と工夫です。

まず準備としては、臨月に入って動けなくなることを先に見越して、妊娠初期の段階から積極的に歩くことです。

さらに専門的なことを言わせていただくと、特に股関節まわりの筋肉を強化するエクササイズなんかも取り入れるとより理想的。

当院マタニティ整体コースの患者さんにお教えしています

 

次に工夫としては、症状が出現する前に予防的に骨盤ベルトを装着することです。

大前提として妊婦さんの場合、どうしても症状の原因が不可抗力であることが多くなってしまうことを念頭に置かなければなりません。

臨月に入れば、苦しくなることは解りきっている訳ですから…。

 

だから常々、マタニティ整体コースの患者さんたちには、こうアドバイスするのです。

 

「臨月に入るまでに、出来るだけ良い状態の貯金をつくるイメージを持ってくださいね」

 

記事担当 三橋

 

 

 

 


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