【院長コラム】ランニング初心者が知っておくべきこと
だいぶ朝晩冷えるようになってきましたね。
でも、このくらいの肌寒さが却ってスポーツするには丁度良いくらいなのかも知れません。
そんな、普段の運動不足解消をするために「ランニング」を考えている方も多いのではないでしょうか?
だけど待って。
自己流でいきなり長距離を走り始めてしまうと、膝痛や腰痛など思わぬ故障が生じてしまいかねません。
やはり、長い距離を走るには、それなりに「正しい走り方」を意識しないといけないのです。
そんな、ランニング初心者の方々が「正しい走り方」をマスターするのに打ってつけなのが「ベアフット・ランニング」。
裸足もしくは、裸足感覚でのランニングという意味です。
正真正銘の「裸足でのランニング」から「裸足感覚のシューズでのランニング」まで。
裸足で走ることで、いったいどんなメリットが生まれるのでしょうか?
裸足で走ることのメリット
数年前に皇居の外周を裸足で走るランナーが増えてきたという記事を目にしたのが、裸足でのランニングを知ったきっかけです。
たしか「最初の30分だけ裸足で走って、それからランニングシューズに履き替えて本格的に走り始める」ようなことが書いてあったと記憶しています。
要点は次のようだったものと。
裸足だと、正しい走り方をしないとまず足が痛くなるはず。
だから、敢えて最初だけ裸足で走ることによって、身体が嫌でも「正しい走り方」を身につけるのです。
それから、ランニングシューズを履いて長い距離を走ると、膝や脚を痛めにくくなるということなのです。
ご存知でしたか?
歩き方と走り方とでは、足裏の着地の仕方がまるで違ってくるのです。
走るときは、つま先から先に着地させないと地面からの衝撃をうまく逃がせないのですね。
実は、人間の足裏にはたくさん関節が存在しており、それらが着地の衝撃を吸収してくれるサスペンションの役割をしているのです。
これを身体に染み込ませるための方法論が「裸足ランニング」。
裸足で走るか?裸足感覚のシューズで走るか?
まずは、ランニング初心者。
「本当の初心者は、まずは厚いソールのランニングシューズから始めるべき」と説いている方もいれば、
「初心者こそむしろ最初から薄底のシューズで走り始めるべき」と説いている方もいらっしゃいます。
でも実際、道路にはいろんな障害物が落ちている可能性もあるので、僕だったら※薄底シューズを選択するかな。
(※薄底シューズのことをベアフット・シューズとも呼ぶそうです。)
ベアフット・ランニングという考え方の広がり
この、常識をくつがえす「裸足ランニング」を日本で初めて提唱し、熱心に普及活動に取り組まれている方がいらっしゃいます。
「裸足王子」の愛称で知られる吉野剛氏。
日本ベアフット・ランニング協会の代表理事をされている、この世界におけるまさに第一人者です。
ロングインタビューで彼の考え方が紹介されています。
参考までにリンクを貼らせていただきます。
裸足ランニングに学ぶ“ホントの身体の使い方”。裸足王子・吉野剛ロングインタビュー
要点を押さえると2点だそうです。
地面からの衝撃から守られないことで、却って正しい走り方に矯正できること。
それと、素足であることで地面からの情報が足裏に正しく伝わり、結果、フォームが改善されパフォーマンスの向上に繋がること。
なるほど。
知れば知るほど奥深く、そして理論に富んだ考え方なのがわかります。
ランニング初心者が怪我や故障を防ぐには
まずは、ランニングを始めるにあたって怪我や故障をしない正しい走り方を身に付けるべきだということ。
でも、さすがに都会の道路を30分とはいえ裸足で走るのは、ちょっとエキセントリックすぎますね。
なので、ベアフット・シューズと呼ばれる「薄底シューズ」で走ることから始めるのが現実的かと。
ただ気を付けなくてはいけないのは、いきなり長い距離から始めるのではなく、短い距離からだんだん伸ばしていくという点。
身体に正しい走り方を覚え込ましながら、距離を伸ばしていくのが一番賢明なやり方なのではないでしょうか?
くれぐれもランニングを始めたことによって、却って膝痛、腰痛などを抱え込むことにならないように。
記事担当 三橋
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