【育児コラム】幼児期の夜泣き
こんにちは、荻窪院スタッフの井関です。
お子さまをお持ちの方なら、一度は赤ちゃんの夜泣きで苦労したことがあるのではないでしょうか?
ただ夜泣きは赤ちゃんの時だけでなく、1歳児以降も回数は減るものの、お子さんによってはずっとあります。
今回は我が家の3歳の息子の夜泣き体験も交え、幼児期の夜泣きの種類をみていきます。
夢での夜泣き
1歳児以降で多い夜泣きの一つとして、「夢による夜泣き」ではないでしょうか?
3歳の息子も一時期は2日に一回は夜中に泣くことがありました。
これは昼間にあった嫌な、または怖い出来事が夢に現れ、寝言としての夜泣きになります。
泣き方としては大きな声ではなく、「えん、えん」と泣き、たまに寝言で「やめて!」や「僕の!」と言っています。
生活環境が変わったとき(保育園や幼稚園入園)や、昼間にお出かけして、子供なりに嫌だったり怖かった事があると、こういった夜泣きが多くなる事があります。
こうした夜泣きを少なくするには、まずは生活環境の変化は子供が慣れる事と、慣れていく為に親とのスキンシップ(園での出来事を聞いたりして安心させる)や、お出かけの際に子供が苦手な場所は避けたり、またはテレビなどで怖いものは見せないようにする事が大事です。
突然大きな叫び声での夜泣き
過去に数回、こういった夜泣きがありました。突然叫び出し、大きな声でひたすら夜泣き。
「どうしたの?」と声を掛けてもダメで、電気をつけて落ち着かせようとしても泣き止まず、どうしたものかと思っているうちに泣き止む事がありました。
この泣き方については、色んなママさんに聞いた中であてはまるのが『夜驚症(睡眠時驚愕症)』
夜驚症は3~7歳の時期に多くみられ、眠り始めてから1〜2時間後くらいに症状が出やすく、突然パニック状態のように泣き叫んだり、歩き回ったりします。
泣いている時に親が話しかけても反応はなく、また翌朝に子供に聞いても覚えていないのが特徴です。
夜驚症の原因はまだ特定されておらず、有力な説としては脳の睡眠機能の発達段階で起こるのではないかと考えられています。
こういう説から、こちらも夢の夜泣きでの対策と同じで、昼間に刺激を与え過ぎないようにする事が大切だと言われています。
また身体的な問題も関与しているのではと考えられており、例えば花粉症や風邪などで鼻が詰まって呼吸が上手く出来ないと、パニックになり泣く事もあるので、鼻が詰まった時は病院や吸引などで対処する事が大切です。
痛い痛い夜泣き
この夜泣きは年初めの夜中にありました。
夜中に突然大きな声で泣き出し、落ち着かせようと灯りをつけて抱っこをしてみたものの、一向に落ち着く事がなく泣きつづけていました。
う〜ん、これも夜驚症だったりするのかなと思ってた矢先、「痛い〜、痛い〜」と言い出しました。
何かの病気かと思い、どこが痛いのかを聞いてみると「足が痛い」との事。
それから暫くすると泣き止み、また眠り始めました。
この夜泣きに関して、色んな方に話をすると、お子さんが同じような夜泣きをする方が数名いました。
そして、この夜泣きの正体で一番有力なのが『成長痛』
正直、この話をすると多くの人が驚かれます。私自身も成長痛と聞いて最初は驚きました。
そこで調べて見ると、成長痛は早いと2〜3才から始まるらしく、殆どのケースで夜中に起こり、そして足が痛いという事が多いようです。
原因としては、昼間に運動をしすぎた場合に、子供は疲労感という言葉がまだ解らない為に「痛い」と言葉にする事があるとされています。
その他の原因としては成長痛は身体的な問題というよりは、これも心理的ストレスが引き金になると今は考えられています。
ここでも精神面の影響が成長痛という夜泣きに結びつくのですね。
※痛みは必ずしも成長痛だけとは限らず、幼少期によく見られる足の異常も考えられます。ここに書いた成長痛はあくまでも一つの可能性の話なので、泣き方が酷い場合や心配な場合は、一度病院で受診される事をおすすめします。
最後に
乳児期で夜泣きは落ち着くと思っていましたが、このように幼児期になっても色々な夜泣きがある事が解りました。
ただ幼児期の夜泣きは成長する上での夜泣きが多く、大変ながらも成長しているのだと思って見守ることですね。
また今回調べて行く上で、精神面での影響が夜泣きに繋がる事が多いので、普段のスキンシップを見直す時なのかもしれません。
幼児期の夜泣きは親子の絆を深める為の大事な出来事だと思って、一緒に成長していけるといいですね。
妊娠出産を乗り越えた大切なお身体を
よくある普通の整体院に任せて大丈夫ですか?
産前産後の女性のための専門の整体院で
貴女の理想的な身体バランスに戻しませんか?
託児スペースがあるのでお子様連れでも安心♪
荻窪駅南口徒歩4分