整体、カイロプラクティックで施術中から眠くなってしまう理由【産前産後ケアで多い質問】
こんにちは。院長の三橋です。
最近、よく患者さんにご質問をいただく内容で、実は、こんなものがあります。
「先生。どうして施術を受けると眠くなったり、お腹空いたりするんですか?」
もしくは。
「カイロに来た日の夜って、何でよく眠れるんですか?」
本当に多くの方からお聞きする質問なんですね。
いったい、どうしてなのでしょう?
整体、カイロプラクティックに通われる理由
そもそも皆さんが、整体やカイロプラクティックに通われる理由って、何でしょう?
人それぞれに理由は違うかもしれません。
- 辛い症状から解放されたかったから
- 頑固な腰痛肩こりを少しでもなんとかしたかったから
- 産後ケア、および産後の骨盤矯正のため
なかには、こんなケースも。
- ひどい便秘や生理痛を改善したかったから
- 不眠症、もしくは毎日寝ても寝た気がしない
- 疲れがとれなくて仕方がないから
でも、すべてに共通しているのは、「健康のため」であることに変わりはないですよね。
だから、最初の症状が改善したあとも、患者さんによっては、引き続き「体のメンテナンス」目的で、定期的に通院を続ける方が多いのです。
つまりは、症状を作りにくいカラダにすること。
もっと言うと、疲れを溜めにくいカラダを維持すること。
そして実は、カイロプラクティックの究極の目的こそが、コレなのです。
言うなれば、体の回復力を最大限引き出してあげること。
疲れにくいカラダにするには?
それでは、「疲れにくいカラダ」、もしくは「再び症状を作りにくいカラダ」にするには、いったいどうすれば良いのでしょうか?
一般に慢性的な症状で悩まれている方の場合は、まずは「悪循環のループ」をいかに解けるかにかかってきます。
多くの場合、抱えてしまった筋肉のコリや痛みといった症状がストレスとなって、新たな症状を呼んでしまっているのです。
ちょっと難しい言い方になってしまいますが、
筋肉のコリや痛みといった不快な信号が交感神経を興奮させてしまい、結果、自律神経のバランスを乱してしまっていることが多いのです。
そして、そのことによって、内臓をはじめ末端(毛細血管)への血流が乏しくなってしまうことにより、新たな筋肉のコリや、不眠、冷えなどを呼んでしまうことに繋がる訳なんですね。
この「悪循環のループ」を解くためには、まずは症状を持ってしまっている筋肉への血流を回復させてあげることが大切。
施術によって、緊張して委縮してしまっている筋肉を緩め、生活習慣の改善によって原因を根本から断つことで初めて解決をみるのですね。
施術中から眠くなってしまう理由
つまりは施術によって、血流が乏しくなってしまった筋肉にひたすら血流を促す作業をしていく訳なのです。
ところで。
筋肉への押圧やストレッチなどによって血流が再開して、筋肉がほぐれると「気持ち良い」という感覚を覚えますよね。
これは凝っていた筋肉が回復する過程で、部分的に副交感神経優位へと促されるから。
お風呂に入ったり、マッサージしたりして筋肉がほぐれると「気持ち良い」と感じるのはこのためです。
施術中の「痛気持ち良い」や「心地よい痛み」も同じ類(たぐい)となります。
気持ち良い痛み=組織の回復
不快な痛み=組織の破壊
こう考えて頂ければ、解りやすいでしょうか?
だから施術中に眠くなるはずなのです。
逆に言うと、眠くならないような施術は、副交感神経優位に導けてないことになるので、毛細血管も開かない以上、患部も回復させられないはず。
無理に痛みを強いるような施術は、いたずらに交感神経を興奮させてしまい逆効果となるのです。
最後にひと言
筋肉がさまざまなストレスによって委縮してしまい、すっかり筋繊維が短縮してしまった状態になるとコリやダルさといった症状を自覚します。
また、委縮した筋繊維が筋肉中を走る血管を完全に潰してしまい、組織への血流を遮断してしまうと「筋肉の痛み」を自覚するようになるのです。
そういった、もはや血流の乏しくなってしまった組織に血行を促していく作業が、施術における押圧となります。
当院では、これを特に「トリガーポイントセラピー」と呼び、特にピンポイントで患部への押圧が決まるほど、患者さん側は心地よさを感じるものなのです。
また、押圧の入れ方にもひと工夫があり、それによって患部の筋肉のより深い部分にまで圧が届くことを可能としている訳なのですね。
ちょうど痛気持ち良いくらいの押圧が、ピンポイントでターゲットの筋肉に決まっていく訳ですから、心地良くない訳がありません。
また、心地よい刺激が断続的に入力されていくことで、副交感神経がどんどん刺激されていく訳ですから、眠くならないはずがないのです。
そして、ちょうど眠くなって「うつらうつら」している状態こそが、体じゅうの毛細血管が開き、細胞レベルでの回復がなされている状況ということにもなりましょう。
そうなると内臓への血流も十分に促される結果、いわば「超回復状態」となるのです。
(内臓への血流が活発になった結果、当然、消化も促されるのでお腹も減る訳なんですね。)
つまりは、施術によって患者さんの身体を「超回復状態」に誘導していくために、ある意味「眠くなるように」もって行っていると考えても過言ではないと考えます。
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