保育士さんが自分の子供だと腰や肩を痛めてしまう理由とは【重心の揺り戻し】


 

産後の不調に悩む女性

こんにちは。院長の三橋です。

 

巷に溢れかえる、「産後ケア」や「骨盤矯正」といった言葉の数々。

でも実際、その本質をきちんと理解されている方って、どれほどいらっしゃいますでしょうか?

 

今回、それをちょうど分かり易く理解できるエピソードを思い出したので紹介させて頂くことにします。

以前、育休中の保育士さんであるクライアントさんがこんなことを仰られたんですね。

「自分の子供を産む前は、不思議なことに仕事でいくら子供を抱っこしても、肩も腰もぜんぜん痛くならなかったんですけどね」

 

現役のプロの保育士だから、抱っこなんて慣れたもののはず。

でも、いざ生まれてきた我が子を抱っこしてみたら、どうも何かが違う…。

 

これ実は、まさに「産後ケア」の本質を突くような実例なんです。

それでは、いったいなぜ彼女は、自分の子供だと、身体の不調を感じるようになってしまったのでしょう?

自分の子供だと、どうして身体が悲鳴をあげてしまったのか?

 

育休中の保育士さんだったクライアントさん、冗談交じりに、こう仰ってました。

「自分の子供だから、無意識に丁寧に抱っこしちゃってるのかな?」

「それとも、年をとったからかな?(笑)」

 

まあ、普通に考えると妊娠中のあらゆるダメージが、かつての体力を奪ってしまったからだとは容易に想像は出来るでしょう。

でも、そのダメージは、産後2ヶ月経過しても、なかなか回復してくれなかったのです。

 

出産後2か月経っているというのに、相変わらず抱っこすると以前とは比べ物にならないほど、肩も腰も痛むのです。

妊娠する以前は、仕事でどれだけ抱っこしても平気だったのに…。

 

その理由は、「何か」が妊娠出産で、決定的に変わってしまったから。

それは極めて簡単に言うと、脳が体幹を支える筋肉の使い方を忘れてしまったこと。

 

そして、その原因が重心の揺り戻しという現象にあったのです。

 

重心の揺り戻しとは

 

重心の揺り戻しとは

 

人間は、いちばん思いパーツである頭部を重心にしてバランスを取ろうとします。

 

しかし、妊娠中は、話が違ってきます。

大きく膨らみ成長していく腹部を前に突き出す形で、バランスをとり始めるのです。

やがて妊婦さんは、腹部を重心にしてバランスをとってしまいます。

 

その間、約半年間。

それが出産を境に、突然、ふたたび頭部でバランスをとり始めることになる訳ですから、とうぜん脳は混乱をきたすことになります。

言うなれば、身体を支えるにあたって脳が、どう筋肉を使って良いかわからなくなってしまった状態。

そりゃ姿勢も大きく変わってしまう訳なのです。

これを「重心の揺り戻し」といいます。

 

本当の産後ケアとは

 

出産後間もない患者さんから、よくお聞きするセリフで、こんなものがあります。

「なんだか骨盤がグラつく感じ」

「歩くときににフラフラする」

 

これこそが、骨盤を起点とする(体幹を支える)筋肉群が上手く使えていないことの証し。

つまりは、脳が体幹部を支えるインナーマッスルの使い方を忘れてしまっている状態なのです。

 

さらには妊娠中、お腹が大きく膨らんだときに、引き延ばされダメージを受けてしまったままの筋肉もあるのでしょう。

こういった骨盤を起点とする体幹部を支えるインナーマッスル群をダメージから回復させた上で、きちんと他の筋肉と協調させて動かす本来の使い方を思い出すことが重要となってきます。

そうすれば、歩く時にふらつくなど違和感を感じなくなるはず。

また、同じ抱っこするにしても、ダメージの入り方がだいぶ変わってくるのです。

 

そして、それが成立して初めて妊娠前の身体を取り戻せる訳なのです。

つまり、体幹を支えるインナーマッスルが回復することによって、身体のパフォーマンスのみならず、姿勢も改善するということ。

 

本当の産後の骨盤矯正とは

 

お腹を前に突き出した、いわゆる「反り腰」とよばれる独特の姿勢。

実は、この「反り腰」によって骨盤ではなく、股関節に「ある大きな変化」が生じてしまうのです。

早い話、股関節が「内股」に誘導されてしまうんですね。

これが出産後、お尻が横に大きくなってしまう原因。

(下図を参照)

出産後に骨盤が広がったように感じてしまう原因

要は、「反り腰」を改善することで、お尻を小さくすることが出来る訳なのです。

 

ここで、前述の「本当の産後ケア」が生きてきます。

体幹部のインナーマッスルを正しく使えれば、骨盤を正しい位置に「立てる」ことが出来るのです。

つまり、それが成立することで、初めて腰を反らなくても立てるようになるということ。

これこそが本質的な「反り腰」の改善、すなわちお尻を小さくすることに繋がるのです。

 

最後に

 

とかくイメージばかりが先行しがちな「産後ケア」および「産後の骨盤矯正」といった言葉の数々。

ただ「開いた骨盤を閉じる」だけで、出産後に起こる様々な不調が、果たして本当に改善するのでしょうか?

 

現役の保育士さんが出産後に感じてしまった、身体的パフォーマンスの低下。

この事実こそが、「実際に産後の女性の身体に何が起こっているのか」を分かり易く理解出来るエピソードだと今回考えた訳なのです。

 

基礎代謝の低下や、体型やボディラインの変化、肩こりや腰痛、膝痛などといった体調不良などなど。

様々なトラブルが産後の女性の身体には、生じてしまうもの。

しかし、それらすべてを「骨盤が開いているから」や、「骨盤が歪んでいるから」などといった観念的かつ抽象的な言葉で安易に片付けてしまって良いものなのでしょうか?

 

今回、こういった疑問を抱いている方々に対して、お答えすることが出来たのであれば幸いです。

 


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