妊娠前よりも痩せてキレイになってしまう方【体幹を鍛えると痩せやすくなる理由】
こんにちは。院長の三橋です。
ふだん当院の「産後のボディケアコース」に訪れるクライアントさんたちの目的の多くは、「産後の骨盤矯正」ないし「産後ケア」。
それは、肩こり、腰痛、膝痛はもちろん、デリケートな問題にまで多岐にわたります。
そんな中でも多くの方が関心を寄せるのが「ボディラインの改善」。
妊娠出産で大きく変わってしまい、悩まれている方が実に多いのですね。
しかし、なかには当院の「産後のボディケアコース」に通われているうちに、むしろ妊娠前よりも痩せてキレイなボディラインになってしまったなんて方もいらっしゃるのです。
そして、そんな方たちに共通しているキーワードが、「体幹」と「インナーマッスル」なのであります。
Contents
体重計の数字に一喜一憂しない
出産を終えたものの、思ったよりも体重が落ちていない現実に驚かれる方が非常に多いと聞きます。
でも、焦らないで。
出産後1ヶ月の間は、とにかくダメージからの回復を優先させて下さい。
無理に運動をすることは禁物。
しっかりと、睡眠と栄養をとることが大切なのです。
そして、産後1ヶ月が経ったら、まずは失った筋力の回復を目指しましょう。
それは骨盤底筋群をはじめとするコアマッスルから。
鍛える順番を間違えてしまうと、却ってマイナートラブルの引き金になりかねないので注意が必要。
妊娠中におよそ20%もの筋肉を失ってしまうとも云われています。
まずは基礎代謝※を上げ、脂肪を筋肉に置き換えていくことを意識するのです。
(※基礎代謝とは、何もせずじっとしているだけでも自動的に消費するエネルギー量のこと。太りやすいかどうかを左右する。)
また、筋肉の比重が脂肪よりも高い※ことを考えると、この時期に体重計の指す数字がいかに無意味であるかがお分かり頂けるかと思います。
(※同じ体積で比較すると脂肪よりも筋肉の方が重いという意味。)
決して、目の前の体重計の数字に一喜一憂しないで。
きちんと燃やせるカラダを目指す
極端な食事制限をかけてしまうと、人間の体というのは、意外にも脂肪でなく筋肉から食べていってしまうものなのです。
だから仮に食事制限によって目標体重まで落とせたとしても、結果は、もはや筋肉がボディラインを支えきれていない残念な体型になってしまっていることでしょう。
実質的に「痩せる」とは、体脂肪率を減らす、つまりは脂肪を筋肉に置き換えていく作業であるはずなのです。
ところで。
産後6カ月まで(離乳食が始まるまで)のあいだは、赤ちゃんに授乳を通して栄養を渡さないといけないため、お母さんの食欲も増してしまうもの。
でも、ご安心を。
この時期は、母体の脂肪をも材料に母乳が作られていきます。
だから、よほど偏った食事をしない限りは、この時期はそうそう体重が増えることはないはず。
むしろ、きちんと食事から筋肉の材料となるタンパク質を摂取することを心がけるべき。
6カ月のあいだに「きちんと燃やせるカラダ」を完成させるべきなのです。
産後に効率よく痩せるため「体幹」と「インナーマッスル」を意識するべき理由
それでは、「きちんと燃やせるカラダ」を目指すにあたって、まずどんなことを意識するべきなのでしょうか?
そのキーワードは、もちろん冒頭に申し上げた「体幹」と「インナーマッスル」となります。
インナーマッスルを鍛えることで、しなやかに燃焼効率アップを目指す
まず当たり前の話になりますが、基礎代謝量は持ち合わせている筋肉量に比例します。
特に大きな力を発揮するアウターマッスルが大量のカロリーを消費してくれるのですが、インナーマッスルがしっかり下支えしてくれないことには、その能力は存分に発揮できません。
だから、いたずらにアウターマッスルを増やそうとするのではなく、インナーマッスルの機能を高めることでアウターマッスルのパフォーマンスを上げることを意識するべきなのです。
つまりは、量よりも質を追求するべきということ。
体幹を鍛えるべき理由とは
また、インナーマッスルの多くは、いわゆる「体幹」※部分に集中して存在しています。
(※体幹とは、頭手足を除いた胴体部分のことを指します)
だから体幹部を支える筋肉を意識的に鍛えていくことで、効果的にアウターマッスルのパフォーマンスを高めていくことが出来るのです。
ちなみに世間一般に「身体を支えるバランスを強化する」といった意味で使う、「体幹を鍛える」といったトレーニングもこれに該当するものと考えて良いでしょう。
これにより、お腹周りのインナーマッスルを鍛えられることで、美しいウエストラインやヒップラインを作ることも可能となってくるのです。
当院で提供している「骨盤軸整体メソッド」では、体幹を支える筋肉のパフォーマンスを改善させることによって、「体幹を鍛える」ことと同じ効果を得ることが出来ます。
そして、インナーマッスルを鍛えることには、もうひとつ大きなメリットがあるのです。
それは、血液中の糖分をエネルギー源とするアウターマッスルに対して、インナーマッスルのエネルギー源が、おもに脂肪であるという事実です。
インナーマッスルで意識的に脂肪を燃焼させるには
ただ、インナーマッスルで脂肪を燃焼させるにはちょっとしたコツが必要となってきます。
以下の点を押さえておくべきかと。
- 有酸素運動によって、その機能を十分に発揮するという点。
- 大きなエネルギーは出せない代わりに、持久力に長けているという点。
そして、持ち合わせている脂肪を分解して血中に送るには、「成長ホルモン」を分泌させることが必要となってくる点です。
「成長ホルモン」は、アウターマッスルを刺激することで分泌が促されます。
つまりは、アウターマッスルを意識した軽い筋トレをなさった後に、ウォーキングやランニングなどといった持久系の運動をすれば脂肪燃焼にとても効果的である訳なのです。
最後に
妊娠前よりも痩せてキレイなボディラインになってしまったという方に共通している「ある傾向」があります。
それは、腰痛や膝痛などといった痛みを抱えている方が少ないということ。
これは、おそらくインナーマッスルがきちんと機能して「体幹」が成立しているからなのでしょう。
筋肉を効率良く使えるから、動作における物理的負担が少なくて済むのです。
そして、インナーマッスルが機能しているからこそ、もちろん基礎代謝が高いはずなのであります。
離乳食が始まり授乳によるカロリー消費が落ち始める産後6ヶ月までを目処に、「きちんと燃やせるカラダ」にしておけるかが運命の分岐点。
産後6ヶ月以降は、以上に挙げた点を意識しながら、散歩やウォーキングなどといった無理のない運動をなされば良い訳なのです。
くれぐれも、無理な食事制限などなさらないように。
妊娠出産を乗り越えた大切なお身体を
よくある普通の整体院に任せて大丈夫ですか?
産前産後の女性のための専門の整体院で
貴女の理想的な身体バランスに戻しませんか?
託児スペースがあるのでお子様連れでも安心♪
荻窪駅南口徒歩4分