妊娠中から骨盤矯正しなければいけないの?【当院のマタニティ整体コースとは】
こんにちは。院長の三橋です。
今回は、当院の実施している妊婦さん向けの整体、「マタニティ整体コース」における考え方や方向性についてお話させていただこうかと。
「産後のボディケアコース」にいらっしゃるクライアントさんたちから、こんな質問を頂くのですね。
「産後の骨盤矯正とマタニティ整体って、内容はどう違ってくるの?」
「妊娠中から骨盤矯正ってしなくてはいけないの?」
妊婦さん向けの整体が珍しくなくなった昨今、巷では、いろんな宣伝文句が飛び交っています。
なかには、どう考えても科学的根拠に乏しいものも…。
良い機会ですので、当院の提供する「マタニティ整体」におけるアウトラインについてもまとめてみました。
Contents
当院の「マタニティ整体コース」のアウトラインについて
まず、当院の提供するマタニティ整体コースのアウトラインについて、ここで改めて詳しくまとめてみましょう。
当院のマタニティ整体コースでは基本的にクライアントさんには「うつ伏せ態勢」になっていただくような施術は行わず、シムス位といって横向きで寝て頂くか、仰向けでの施術で進めていきます。
なお、施術アプローチの中心は骨盤軸整体となるので、強い押圧や関節を鳴らすような操作は希望されない限り一切行いません。
それこそ触れるくらいの柔らかいタッチで施術が行われていくので、妊娠中の女性であっても安全に施術することが可能となる訳です。
だから当院では、安定期に入るのを待たずにマタニティ整体を受けることが可能。
さらには産前産後ケアの専門院として15年以上にわたるノウハウと経験値があるので、他の一般的な整体院より、そういった意味でも安心して施術を受けていただくことが出来るものと自負しています。
そして、他の整体院さんが提供するマタニティ整体と決定的に違うのが、抱えてしまった痛みや不調の根本的な解決を目指せるという点。
うつ伏せがとれないという制約の中で、強い圧や関節を鳴らすような操作といったリスクを伴うアプローチも出来ないなかで、いわば「当たり障りのない」施術に終始するしかないようなマタニティ整体とは違うのです。
骨盤軸整体は筋肉のパフォーマンスを施術によって直接変えてしまう整体法であり、しかも、弱圧かつ短時間で決定的な効果を出せてしまうことから、むしろマタニティ整体向きの整体法であるとも言えましょう。
妊娠中でも骨盤矯正をしておくべきなの?
次に妊娠中の骨盤矯正についての当院の見解です。
結論から言ってしまうと、そもそも当院では「骨盤は開かないもの」と考えております。
なお、これについては一度でも解剖学に触れたことがある人間でしたら、論を待たないものであるかと。
例えば器具を使って骨盤のバランスを補正したところで、帰宅の際にさっそくご自分の足で歩いてしまったら全てがリセットされてしまうことは容易に想像出来ましょう。
歩くこと、つまり片足重心を繰り返すことで、その都度自分の体重のほとんどが骨盤の片側にかかってしまう訳であるからです。
なお、骨盤ベルトについても同様です。
布地できつく巻き付けたところで骨盤が動くはずもなく、おそらくは先にうっ血してしまうだけでしょう。
本来、骨盤ベルトについては、開いた骨盤を締めることとは別のところに効果を求めるべきなのであり、当院においては腰痛ベルトと同じような位置付けのものとして考えております。
要は必要性のない方がむやみに装着してしまうと弊害の方が大きいということです。
それぞれ整体カイロプラクティック院ごとに解釈の違いもあるかと思うのですが、解剖学的にまずありない所から考察を重ねたところで、おのずと結論は科学的根拠から離れてしまったものとなってしまうだけであると。
あくまでロジックに基づいて回復への道筋を立てられなければ、それは気休め程度にしかならない訳であるのです。
当院のマタニティ整体が慰安やリラクゼーションとは一線を画し、あくまで根本的な改善を目指すものである根拠はこんなところにあり、妊娠中の女性がマタニティ整体で本当にやっておかなければならないことは骨盤を締めることとは他のところに実はあると考えるのです。
それは体幹バランスの回復なのであり、妊婦さんのボディバランスにおける体幹を成立させておくべきであるのです。
産後のスタートラインを見据え、快適なマタニティ生活を送るには
最後に産後のスタートラインを見据えた上で、快適なマタニティ生活を送るにはどうしたら良いのか?
ここで産後ケア、産後の骨盤矯正の本質を理解する上で最も象徴的なケーススタディを紹介させていただきます。
妊娠出産という過程を経て、女性の身体に生起する「変化」こそが様々な不調やトラブルの原因なのであり、これらは場合によっては自然回復するのが難しいことがあるのです。
そして、その「変化」から回復しない限り、およそ妊娠前には抱えていなかった不調やトラブルに悩まされ続けることとなるのです。
出産してから十年以上経っても改善しない尿もれ。
さらには、腹筋運動が一回も出来なくなってしまったままであったり、風船を膨らませなくなってしまったままであったり。
こういったケースが代表的であるかと考えるのです。
そして、こういった「変化」を理解して頂く上で最も参考になるのが、プロの保育士さんのケーススタディとなります。
なぜ保育士さんは自分の子供だと腰や肩を痛めてしまうことになるのか?
決定的な「変化」が身体に生じたからなのであり、その「変化」にきちんとアプローチできるのが骨盤軸整体という訳なのであります。
妊娠中の女性が本当の意味で産後のスタートラインを見据えたいのであれば、それは少なくとも開いた骨盤を締めることとは別のところにあるのです。
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