長期間のマスク着用による肩こり腰痛、疲れやすさ、体調不良にご注意を!
こんにちは、院長の三橋です。
ひとつ前の季節の話になってしまうのですが、初夏のあたりから酷い首肩のコリや、疲れやすさ、精神的不調を訴えるクライアントさんが急に増えてきました。
酷いと肩から腕にかけて痺れや痛みを伴うなんてケースも。
いったい、どうしてなのでしょう?
あくまで私見なのですが、これらの原因として長期間のマスク着用と気候の影響があるのではと考えるのです。
そういえば「マスク頭痛」なる不調が話題にもなっているみたいですし。
果たして、マスク着用と体調不良との因果関係とはいかに?
Contents
長期間のマスク着用による意外な「落とし穴」
ほとんどの方は、マスクを着用すると息苦しさを感じるもの。
その理由は言うまでもなく、一回で吸い込める空気の量が減ってしまうから。
だから、無意識のうちに浅い呼吸を回数で補おうとしてしまうものなのです。
こういった流れで、マスク着用で知らず知らずのうちに呼吸が浅くなっていき、結果、浅い呼吸を繰り返すことで腹圧を下げてしまうことに繋がってしまうのではと考えるのです。
なお、一般に腹圧が下がってしまうと、風船を膨らましにくくなったり、声量が減ってしまったりといった現象が生じてしまいます。
それだけでなく、腹圧が下がってしまうと全身の筋肉のパフォーマンスにも大きな影響を与えてしまうことになるのです。
腹圧が下がってしまうと体幹の力を利用しにくくなってしまう
人間の体は、腹圧が高まった時、手足の筋肉がもっとも大きな力を出せるようにデザインされています。
それは腹圧を高めることで体幹部に繋がるインナーマッスルのパフォーマンスが上がり、全身の筋肉を非常に効率良く使えるようになるからです。
人は大きな力を必要とする時に、無意識のうちにお腹に力を入れるものなのです。
これを指して「体幹が成立する」、もしくは「体幹の力を上手く利用する」といった表現が使われることがあります。
しかし、何かしらの事情によって腹圧を上手く高めることが出来なくなってしまうと、全身の筋肉を効率良く使えなくなってしまうばかりでなく、姿勢を安定させるように働くはずのインナーマッスルも機能低下を起こしてしまい姿勢不良へと繋がってしまうことになるのです。
つまり、体幹バランスが崩れてしまったことによって、疲れやすくなってしまうばかりでなく、肩が中に入り背筋も伸びなくなってしまうというわけ。
そして、「こういった症状」の原因として、長期間のマスク着用による弊害が疑われる訳であるのです。
湿度が高まってきた梅雨時あたりから急増してきた理由
また、雨などによって湿度が高まると余計にマスク着用が苦しくなるもの。
マスクの生地に水分が付着してしまうことで、透過できる空気の量がさらに減ってしまうからです。
さらにそれは雨だけでなく、蒸発する自身の汗によっても同じ現象が起こり得るもの。
そうなると、梅雨から初夏にかけての時期にひときわ肩こりや腰痛といった症状をを酷くさせてしまう方々が増えてしまうのも合点が行くという話なのであります。
どうやら高温、高湿の時期のマスク着用には意外な落とし穴がありそう。
なお、この現象については育休中にあって0〜1歳児を抱えているクライアントさんたちよりも、育児されながら働かれているクライアントさんたちに多く発生しているようにも感じます。
これはマスク着用の機会が多い方ほど、体調不良が生じてしまうリスクが高いことを証明しているものと考えられるでしょう。
対応策としては、やはり腹圧を高めるためのエクササイズを奨励する他はないでしょう。
もしくは、せめて自宅などマスクを着用していない時に深い呼吸をするよう意識してもらうことが解決策となるはずです。
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