多くの妊婦さんを悩ます「手足のむくみ」。
快適なマタニティライフを送るうえで、ぜひともクリアしたい問題。
ですが実は、その原因もさまざま。
まずは、一般的な原因から説明していきましょう。
Contents
妊娠中に起こる「むくみ」のおもな原因とは
妊婦さんは血液量が増えるもの
そもそも、妊婦さんが臨月に入ると通常時にくらべて血液量が30%〜40%(臨月でなくても20%〜30%)も増えるといわれています。
それは、お腹の赤ちゃんにも栄養を届けなくてはならないから。
妊娠されることによって、水分量自体が非常に増えるんですね。
いわゆる「むくみ」の正体とは
この血液の流れが滞ってしまうと、血液中の水分だけ(血漿といいます)がいよいよ毛細血管の先端から血管外に漏れ出てしまいます。
この漏れ出た水分が、ふたたびリンパによって回収されるまでの水分が皮下に貯留した状態をいわゆる「むくみ」といいます。
医学的の言葉では、「浮腫(ふしゅ)」といいます。
つまりは、血液中の水分が「むくみ」の正体だったんですね。
おもな「むくみ」の原因
おもだった「むくみ」の原因を挙げると以下のとおり。
他にも原因となり得るものがありますが、ここでは割愛させていただきます。
このなかで工夫によって症状の緩和が期待出来そうなものが、「下肢の筋力低下」と「塩分の過剰摂取」といった所でしょうか。
むくみを緩和するための工夫
では、「むくみ」を緩和させるには、いったい何から工夫したら良いのでしょう?
生活習慣の改善
まず大切なのは生活習慣の改善でしょう。
アドバイスとしては、塩分の過剰摂取を控えること。場合によっては、塩分の排出を助けるカリウムの積極的な摂取も良いでしょう。
寝るときに足元の高さを上げてあげるとか、弾性ストッキングの着用も良いでしょう。
それと、身体に負担とならない範囲での運動。
運動不足によって筋肉を固くしてしまうことが、「むくみ」に繋がるワケなのです。
かといって、心肺に負担がかかるほどの負荷の運動もNG。
このあたりは妊娠初期と後期では、まったく変わってくる話です。
臨月に入った妊婦さんが歩きすぎて、却って股関節まわりの筋肉を悪くしてしまったという話なども。
そこは、専門家のアドバイスを仰いでください。
適切なストレッチ
ふくらはぎの筋肉の「上半身へ血液を送り返す」ポンプとしての役割はとくに重要です。
この筋肉のストレッチをしない手はないですね。
それと、ふくらはぎの筋肉に大きな影響をあたえる臀部(お尻)の筋肉のストレッチも大事。
さらには、太い血管が走っている部分(脚の付け根や内もも、脇のあたりなど)の筋肉を柔らかく保つことも重要。
とにかく、大きな道路(血管)で渋滞を起こさないことが大切。
ストレスマネジメント
緊張つまりはストレスなんかも、血流におおきく関わってくるファクターとなります。
半身浴やアロマなどを効果的に使うのも賢明でしょう。
そういった理由からも、妊婦さんが整体・カイロプラクティック、リラクゼーションなどを利用することはたいへん意義があるのです。
整体・カイロプラクティックに出来ること
では妊婦さんに対して、我々カイロプラクティック院に出来ることはいったい何なのでしょうか?
妊婦さんがカイロプラクティック院にいらっしゃるタイミング
妊婦さんにとってやはり理想的なのは、症状が出る前に予防的に整体・カイロプラクティックにいらっしゃること。
具体的には、妊娠初期である10週あたりから早い方だとホルモンの影響でもう骨盤がグラグラしてきます。
それによって、思わぬ症状が出現して来たりもするのです。
ですので、出来ればせめて悪阻(つわり)が一段落され安定期に入った、15週あたりにはとくに症状が無くとも一度いらっしゃることをおススメします。
とにかく予防が大切。
マタニティ整体コースによるアプローチ
筋肉の緩和操作と関節の可動域を確保するモビリゼーション、それとストレッチングが中心となります。
それと、施術自体のリラクゼーション効果による自律神経系の改善も重要なポイント。
さらには。
妊婦さんの身体でとくに将来的に負担が掛かる筋肉にフォーカスして、必要であれば妊娠初期のうちに鍛えてしまうといったアプローチも重要。
先回りすることで、症状を大きくさせない工夫。
これが、野田カイログループのマタニティ整体コースのノウハウといったところでしょうか。
詳細については、お越し頂いてから詳しく…。
その治療院の「マタニティ整体」は、本当にきちんとしたノウハウにもとづいていますか?